ウエリントンでの研修、4日目です。
今日はウエリントンにあるヴィクトリア大学を訪問し、Alexander Bukh先生より、国際政治学のレクチャーを受けました。
NZは小さな国か?という問いを立て、では小さな国の定義とは何か、その定義にNZは当てはまるのか?また、その定義に照らし合わせると日本はどうなのか?と展開する講義は、高校1年生の授業を終えたばかりの生徒たちには少し難しいものであったようです。
それでも、これまで身につけてきた知識とつなげて理解しようとした生徒たちは、基礎的な知識を活用して発展させる大学での学びに触れることができたのではと思います。
講義の後、キャンパス内を案内して頂きました。
キャンパスには日本からの留学生の方々もおられ、生徒たちにとっては自分の少し先の将来について、考えるきっかけになったのではないでしょうか。
もう一つ、目を引いたのはキャンパスの中庭の壁いっぱいに書かれたメッセージでした。
先週の金曜日、NZ南島の都市、クライストチャーチで起こったテロ事件に対し、学生たちがメッセージを書いたものです。
生徒たちには、何が起こったのか、そこにはどんな背景があるのか、他人事でなく知り、そして考える姿勢で物事に向き合ってほしいと願っています。