6月14日(金)のスーパーサイエンスⅡでは、東京理科大学の井上正之先生をお招きして、「高等学校化学部における研究の例」についてご講義いただきました。高校における研究活動のテーマ設定や測定の手法、測定結果の客観性などについて具体的な事例を挙げながら教えていただくことができました。
生徒の感想には、「一番興味を持ったのは、測定結果の数値化です。理由は自分自身の研究で、どれだけ水がきれいになったのかを調べる時に吸光度を測ろうと思っていたのですが、それではきれいになったかわからないなと思い悩んでいたからです。今回の話を聞いて、それぞれの測定方法のメリットやデメリットがわかったので、組み合わせてもいいし、新しく自分で考えることも大切だとわかりました。」、「自分の研究しようとしていた内容では測定器が高くあきらめていたけれど、ないものは自分で作るなど、考え方が1パターン増えました」、「1つの実験が思った通りに進むことはめったにないので、そこで諦めずにもう一度やってみる、内容を見直してみる、根本からもう一度考えてみるなどの工夫が必要だと実感しました」など、生徒たちが抱えている悩みに対するヒントを得られるような会となりました。