日々の活動

名城サロン「モノノミカタ」

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 2024年12月10日、本校教諭の伊勢田敬先生による「モノノミカタ」というSSサロンが行われました。伊勢田先生の人柄や話し方に惹かれ、「伊勢田先生の授業を受けてみたい」という理由から生徒が直接伊勢田先生にオファーをしました。

 伊勢田先生は、かつて軟式野球部の監督をしていた時に、先攻・後攻を決めるじゃんけんで、部員がどの手を出すかが気になり10年ほど調査していたそうです。統計をとると勝ち上がれば勝ち上がるほどグーを出す割合が増えていくことに気づきました。
 この話を聞いた生徒たちは、パーを出せば勝てる?!と思うだけでなく、10年かけた伊勢田先生の”探究”に魅了されていました。

 また野球の試合なのに伊勢田先生は「”バットを振らずに勝つ”という目標を部員に伝えた」とおっしゃった際に生徒は驚いていましたが、「振らずに勝つためには守備に力を入れて練習をしよう。1日中守備の練習をしました、その結果優勝しました!」と聞いてさらに驚いていました。
 野球での常識を疑ったからこそチームを勝利に導くことができた、という経験はまさしく「モノノミカタ」を変えることで得られたものだと感じました。

 今回のサロンは伊勢田先生のご要望でSSクラス限定で開催しました。生徒たちにはこの講演をきっかけに、気になったことを”知りたい”という気持ちや、”発想の転換”を大切にしながらSS活動に取り組んで欲しいと思います。