平成30年5月17日(木)、定期試験後の時間を使って教育開発部主催の教員研修が開かれました。教員研修は定期試験期間中や夏季休暇中に開かれますが、今回の内容は「反転学習」。2年前から動画を使って反転授業に取り組んでいる数学科の宮田先生が講師となり、27名の教員が参加しました。
反転授業とは「説明型の講義など基本的な学習を宿題として授業前に行い、個別指導やプロジェクト学習など知識の定着や応用力の育成に必要な学習を授業中に行う教育方法」です。SGHの様々な授業でもよく取り入れている手法ですが、研修では、宮田先生が制作した動画を見ながら授業の流れを体験したり、反転授業に利用している様々な道具やサイトを教えてもらったりしました。
反転授業の効果は様々ですが、「インプットとアウトプットの両方を使う」という点や「他者とのかかわりの中で学習を深める」という点から、
・学んできたことを自分なりに言葉にすることで、頭に詰め込んだ断片的な知識が再構築され、理解が深まる
・相手と議論をすることで、考え方の幅が広がり学びが深まる
・より多くの時間を議論や実践に費やし、フィードバックを受けることで学びが深まる
・相手との関係性の中で、相互作用を生みながら、実践的に学ぶ
ことなどがあげられています。
SGH等、様々な授業において、今後も反転授業が展開されることがありますので、生徒の皆さんはその効果を最大化できるよう、積極的に取り組みましょう。