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生物「原形質分離の観察」

  • SSH

 2024年7月17日、2年SSクラスの生物の授業で「原形質分離の観察」を行いました。現在の教科書では植物細胞の原形質分離については以前よりも扱いが小さくなりましたが、浸透現象や浸透圧のことを考えるにはよい実験です。今回は学校内で育てているムラサキゴテン(ツユクサ科の園芸植物)の裏面表皮を用いて実験を行いました。濃度を変えたスクロース溶液に浸した表皮を観察し、原形質分離の様子を観察したり、等張になるのはどの濃度なのか考察したりしました。
 単子葉植物なので表皮をはがすのに苦労したり、細胞が層になっていて観察がしにくかったりしましたが、なんとか時間内に原形質分離を観察することはできました。今回は観察しにくかった面があり、等張になる濃度を考察することができなかったグループもあったので、ムラサキゴテンの使い方をもう少し考えて次の機会に臨みたいと思います。