日々の活動

第5回Gサロン「国際クラスを卒業して革職人になった私」

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12月1日(木)、令和4年度第5回グローバルサロンが8階大会議室で開かれました。この日は国際クラスの卒業生で、現在革職人として活躍なさっている高桑宏介氏をお招きしました。

前半は、当時の担任である羽石優子先生との対談形式で、3つのターニングポイントについてお話していただきました。高校時代、テレビで取材された学校近くの革職人に弟子入りをして腕を磨いた話、国際クラスならではの課題に追われながらもニュージーランドのホームステイを大いに楽しんだ話、大学時代に何もコネクションがない状態でイタリアに渡って、遠回りしながらも希望通り革の工房につながりを持つことができた話…淡々とお話しされていましたが、一つ一つに大きなドラマを感じるものでした。講演では仕事で扱う革のワークショップも開かれ、普段見たことがない革に、生徒たちは大いに盛り上がりました。

後半では、「会いたい人に会う為に必要な資質」と題して、人とのつながりの大切さをお話されました。高桑氏は、少年時代から憧れていた所ジョージさんから直接仕事を依頼されるという、普通では考えられないことがありました。しかしそれは偶然ではなく、高桑氏の「ちゃんとした形で会いたい、ファンとしてではなく、自分の強みを生かして会いたい」という気持ちを持ち続け、「応援される人柄と、平均値を外れた特徴を持つ」ことで、憧れの人と関わることができたのです。「これは関係ない、と決断してしまうと、そのレベルで止まってしまう」「どんなに気が合わない人であっても、相手に対して愛を持って接するということが大切だ」高桑氏の経験から出る言葉は、高校生の心に響くものでした。