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令和4年度第2回サイエンスサロンが5月19日に3号館2階学習ルームにて行われました。今回も57名の参加者がおり、視聴覚教室との二元中継で行いました。
今回のテーマは「日常に潜む数字や言葉の罠」です。話題提供者は、昨年本校を卒業したSSクラスの卒業生の山﨑楓斗さんです。
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講師の自己紹介から始まり、次の広告の紹介がありました。「Mike popkornはバターとしょうゆのマッチした味わい。さらに手軽にレタス約2個分の食物繊維が採れます。」レタス2個分の食物繊維とあれば、摂取が大変なイメージがあるが、納豆2パックや干し柿2個と同等であると知れば、そんなに大変ではないと思える。このように、日常には数字や言葉を使って印象操作が行われている場面が多く存在している。と指摘し、A問題(図3)によるグループ討議を促しました。このA問題は解答が存在する問題で、答えを導き出すため計算用紙に計算式や図を描きながら、白熱した議論が展開されました。15分程度の議論の後、講師による解説が行われました。その際、問題文の読み解き方や数値の出し方など客観的な論理展開の重要性を説きながら解説が進みました。参加者は、正答・誤答の一喜一憂よりも問題の意味の深さを感じながらその解説に聞き入っていました。
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次のB問題(図4)は、答えの存在しない問題です。それぞれのグループの討論の結果を発表しました。視点を変えることで様々な解釈がなされ、相手に理解してもらうためには多くの知識を論理的に展開する難しさを体験しました。
最後に、「学校で学ぶことは答えが定まっていることがほとんどだが社会に出るとその逆であり、正解のない問題ばっかりである」、「考える力や思考力が大切になってくる」、「世に出ている言葉・数字を過信しないように」、「自分の意見を明確に,伝える力・聞く力も必要となる」とまとめました。
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次回のサイエンスサロンは,6月16日に行われます。2年SSクラスの生徒から問題提起があります。