第4回サイエンスサロンが7月21日に3号館2階学習ルームにて行われました。今回のテーマは「反則OK！？～禁断のボードゲーム～」です。教材の都合により、30名に絞ってサロンが展開されました。話題提供者はSSクラス2年の杉本さんです。
最初に、ゲームの効果に対してスライドを使いながら説明がありました。一つ目は、認知症予防などの医療的効果についてです。ボードゲームでは、大人数でしかもあらゆる年代の人たちが集まって行われます。このようなコミュニケーションを取ることによって認知症リスクが減少すると言う研究論文も出ているそうです。二つ目は、特定の知識が得られることです。例えば、桃太郎電鉄では、地理の知識だけではなく経済や地域文化を知ることでゲームを有利に進めることができます。また、「山形しかカタン」と言う山形の魅力発信のため高校生が作ったボードゲームがあります。このように、ゲームを楽しみながらいろいろな知識を学ぶことができます。三つ目は、学力や年齢も関係なくゲームを通してコミュニケーション能力や推理力、駆け引きをする力などが養われます。さらに、新しいコミュニティが作られ視野が広くなる効果があるということです。
後半は、実際に「いかさまゴキブリ」と言うドイツで生まれたボードゲームを行いました。別紙のルールを読みながら５人一組で行いました。このボードゲームを通じて、普段の教室とは違う人間性が垣間見えたとの感想が多く出されました。
次回のサイエンスサロンは，9月22日に行われます。2年SSクラスの生徒から問題提起があります。
