日々の活動

GFインドネシア研修(3日目)

  • SGHネットワーク・WWL

10月11日の主な内容は、4年前から本校と交流のあるウブド第一高校への訪問です。交流は今年で3回目となります。今日は12人の生徒が3つのチームに別れ、事前にたてた調査項目をもとにウブド第一高校生のバディと共に市内調査(フィールドワーク)を実施しました。事前に何度も検討した調査項目でしたが、いざ調査をしてみるとなかなか思ったようにはいかなかった班もあったようですが、様々な人にインタビューすることを通して実地調査の難しさと面白さはわかってきたようです。

また夜はそれぞれのバディのお宅にホームステイをさせてもらいました。昼にバディの生徒に手伝ってもらいながら調査を進めていたせいもあり、いい関係が作れたようです。

以下は日直の書いた記事です。

今日の研修は「産業」「観光」「教育」の3チームに分かれ、ウブド第一高校の生徒と一緒に市内研修を行いました。

私は観光チームとして、ウブトのマーケットで観光客を対象としたアンケート調査を実施しました。「何を目的にバリを訪れたのか」、「バリが抱える環境問題についての認識」など、私たちが書いている卒業論文にも応用できるデータを得ることができました。バリを訪れた目的は、自然と伝統文化と答えた人が最も多いことが実際のデータとして集まりました。環境問題についてはゴミについて回答する人が多く、前日に訪れたマングローブ林だけでなくバリ島全体でゴミ処理についての課題があることがわかりました。産業、教育のチームも物価の比較やお土産物に見る伝統、現地生徒のキャリア意識や伝統の継承についての意識など、それぞれが日本ではできない学びを得ることができました。(佐々木)

私は教育チームとして、ウブド第一高校の120名の生徒たちに、アンケートとインタビューを通してキャリア意識とウブドの観光についての調査を実施しました。特に「どのような教育を受けてきて、将来はどんな道を進みたいか」、といったことに焦点を当てました。ウブド生たちの「将来の目標」は、言語クラスでは「ホテルマネージャー」「ツアーガイド」が多く、理系クラスでは、「医者」「建築家」「デザイナー」という回答が多く見られました。「海外に行きたい」という回答は両クラス共に少なく、ほとんどの人が「将来もバリで暮らしたい」と答えました。また、伝統芸能を担う一員としての意識も高く、儀礼やお祭りなどにも日常的に参加し地域を作っている様子が伺えました。一概には言えませんが、おそらくウブド生たちは、海外志向はあまり高いとは言えず、地元バリ島での暮らしに愛着と誇りを持っているのではないかと考えられます。(Hさん)