平成30年11月11日(日)、名城大学名古屋ドーム前キャンパスにて、「Meijo Global Festa2018」を開催しました。
本フェスタは、東海地区のスーパーグローバルハイスクールを中心に、各校から意欲のある生徒たちが集まり、社会課題について討議したり、研究成果を発表したりするものです。
2015年9月の国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ための17のゴール・169のターゲットが2030年までの国際目標として設定されました。本フェスタは、2030年の世界を担うことになる高校生たちが一堂に会し、当事者意識をもって地域や世界の課題を見つめ、議論し発表する場を提供することを目的としています。さらに本校では生徒実行委員を中心に準備・運営を行う機会でもあります。
当日は約170人の高校生が参加し、フォーラムや口頭発表等で名城大学教員の指導や助言を受けつつ、様々な社会課題について協働しながら考えを深めました。
○午前:フォーラム部門
事前に提示された資料を読み、課題について学んだうえで議論し、午後の口頭発表に向けて準備を行いました。
・分科会A “Is More Immigration Good or Bad for Japan? ” 講師:名城大学法学部 David Green 准教授
・分科会B 「グローバル・タックス(国際連帯税)の実施に向けて」 講師:名城大学法学部 伊川正樹 教授
・分科会C 「新興国の通貨安からグローバル化を考える」 講師:名城大学経済学部 新井大輔 准教授
・分科会D 「相模原障害者施設殺傷事件と杉田水脈議員のLGBTに関する発言に通底するもの」 講師:名城大学経営学部 村松恵子 教授
・分科会E 「高校生が考える適切なスマホ利用」 講師:名城大学都市情報学部 杉浦伸 准教授
・分科会F 「名古屋城天守閣木造復元をこのまま進めるべきか,そうでないならどうするか?」 講師:名城大学人間学部 伊藤俊一 教授 水尾衣里 教授 笠井尚 教授 原田知佳 准教授
・分科会G 「ベストセラーとなった自己啓発本は読みに値するか」 講師:名城大学外国語学部 堅田義明 教授
○午後:口頭発表部門
各分科会での成果報告と共に、各校生徒が研究発表を行いました。
・山室美南(名城)”Better Community Activities for Better Multicultural Society(多文化共生社会に向けた効果的なイベント設計の提案)”
・筒井ひなの(愛知) “A comparative Research on Reading Habits in Japan and UK(日本とイギリスでの読書週間における比較的一考察)”
・阿部杏奈(名城) “Spread of Fair Trade in Japan(日本におけるフェアトレード普及における課題)”
・冨田亜由美(名城) “Education of Sexual Diversity into Compulsory Education(義務教育における「性の多様性教育」の導入に向けた改善案)”
・牛田晴菜・酒井智広・高橋征冬・市橋愛理(春日丘) 「IいっぱいのAありがとうCカンパニー」
・一色正太郎・中野清太郎(名古屋) 「避難所運営における衛生問題とその提言」
・鈴木来純・長尾優里香・モハメドリファー愛紗・森本陽加里(名城) 「生徒主体で作る多文化共生劇~「あいち多文化共生推進プラン2022」のその先~」
・宮嶋広樹・大谷実夢・佐藤もも・三浦佑花(名城) 「台湾におけるニトリの販売戦略と顧客イメージ」
・高橋愛・渡邉奏波・和久井美那(大垣北) 「カンボジアの経済発展~カンボジアと日本の教育の比較から~」
・辻井理花(愛知) 「私のミッションピラミッド:アカデミックライティング・プレゼンテーションとその先へ」
◎主催
名城大学附属高等学校
◎協力
学校法人 名城大学
◎後援
愛知県教育委員会 名古屋市教育委員会 JICA中部 愛知中小企業家同友会
○参加校一覧(教員のみの参加も含む)
岐阜県立大垣北高等学校、愛知県立旭丘高等学校、三重県立四日市高等学校、愛知県立時習館高等学校、名古屋大学教育学部附属中・高等学校、中部大学春日丘高等学校、岐阜聖徳学園高等学校、愛知中学校・愛知高等学校、名古屋中学校・高等学校、金城学院高等学校、名古屋市立山田高等学校、愛知県立津島高等学校、熊本県立水俣高等学校、常翔啓光学園中学・高等学校、京都府立桂高等学校、名城大学附属高等学校