2023年7月27~28日の1泊2日で、2年生の特進クラスの希望者に対してSSH東京大学ツアーを実施しました。
7月27日は、朝7時45分に集合し、本日の目的地である東京大学に向けて出発。
14時00分、本日の研修先である東京大学大学院工学研究科幾原雄一教授の研究室に到着。
到着後、幾原教授と三田吉郎教授にご講演いただきました。
幾原教授より、所属される東京大学工学部・工学研究科の概要や研究についてお話がありました。日本最大規模の工学部・工学研究科の研究規模に驚きました。また、「原子の世界とナノテクノロジー」の講演ではナノテクノロジーの発展と研究手法、原子や結晶の構造、最先端の電子顕微鏡を用いた材料の計測手法の開発について学びました。「粒界」や「転位」など、大学で学習するような難しい用語も学びながら、世界的屈指の最新科学研究についてのお話を聞くことができました。
三田教授からは、「大学でできること、今、すべきことー集積MEMS研究最先端からのメッセージー」のテーマで講演していただきました。MEMS(メムス)研究について、先生自作のセンサを用いるなど興味深いお話を聞くことができました。また、研究者になるために先生ご自身の経験を踏まえられたお話を聞くことができ、世界で活躍するために言語や知識、経験がいかに重要かを学びました。
両先生との質疑応答では、先生方の研究や学生時代について、とても参考になる経験を聞くことができました。
講演後は、幾原研究室の大学院生による電子顕微鏡の装置の見学・実習をしました。世界一の分解能を誇る原子分解能STEMや超高圧電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡を見学、実際に触れることで、とても勉強になりました。また、大学院生の研究の様子や、高校時代の話を聞くことができ、とても参考になりました。
宿泊するホテルに戻り、今日の密度の濃い経験を参加者で共有し、この経験を将来に活かせられるようまとめました。
明日はJAXA相模原キャンパスの見学に行きます。